日時2008年1月29日(火)14:00〜
場所ボルファートとやま4F「はくすい」
参加議員
県議会議員=坂野、山上、菅沢、湊谷、田尻、柴田
富山市議=島田、高田、深井、岩脇、中村、丹波、針山
高岡市議=上田、島村
射水市議=帯刀、中野、島崎、古城
氷見市議=酒井、古門、谷口、村田
魚津市議=寺崎、飛世
砺波市議=前田
南砺市議=斉藤
立山町議=石川
(出席議員29名)
懇談会は、北宮副事務局長の開会挨拶、座長に就任した仲副会長の挨拶の後、主催者を代表して森本会長は、「県・市・町の議会で働く者の代表として活躍いただいていることに感謝します。連合は2月5日に地方委員会を開いて、08春闘方針を決定し、引き続き08春闘開始宣言集会を開催することにしている。二極化の進展で格差が拡大しワーキングプアが増加しつつある。春闘では賃金・労働条件の改善に全力を挙げて取り組みたい。政策制度では、県内の全市町村が生活保護世帯等への灯油代補助を行っている。2月5日、県に対して灯油代補助を行っている市町村に財政支援を行うよう要請することにしている。」などと挨拶した。
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(氷見市民病院現状報告する酒井議員) |
経過報告では、マスコミ報道されている「氷見市民病院の公設民営化」の現状を酒井氷見市議が、「県職員の給与削減」問題の現状について大坪副会長(県教組)が報告し、出席議員への理解を求めた。引き続き安東事務局長が連合富山08年春闘方針(案)の要点を説明し理解と支援を求めた。
協議では、総研事務局から県・市・町の来年度予算に反映させてほしい課題として、国が子育て支援策として幼児期の医療費補助を拡大したことを受けて、高岡市・砺波市・魚津市で医療費助成制度拡充の動きがあり、当局に実現の働きかけを要請した。出席議員の発言要旨は次ぎの通り。
■ 子育て支援に係る医療費助成制度の小学3年生までの拡充要望は、社民党会派などいくつかの会派から出された。高岡市の場合は、国の制度拡充で7,000万円の財源が確保され、県の所得制限導入等で4,000万円超の財源が見込めることから、総額を12,000万円ほどと見込んで、小学3年生までの医療費無料化を予算化することにした。
■ 魚津市では、入院について小3まで実施しているが、これを小6まで拡大。通院については、H20年度は小1まで拡大して費用の掛かり具合を見ることになる方向です。
■ 富山市のファミリーサポートセンター利用料金の割引要求に対する回答は納得いくものではない。利用している人は1ヶ月に30−40時間利用しており、仕事と子育て両立支援の観点からも利用料金の割引を働きかけたい。
■ 県議会では、各会派の予算要求に対する知事回答が出される。予定は2月5日15:30です。
■ 県は企業立地促進法の指定を受け、企業誘致に取り組むが、その雇用拡大数を4,000人としている。知事は、この4,000人について、すべて正規雇用で拡大すると発言している。連合では、こうした雇用のチェックをしていただきたい。
■ 県の財政状況については、H19年度よりもH20年度は少し余裕がある。しかし、石井知事は、利賀ダムや新幹線など従来型の公共工事に熱心になっており、国による交付税の上積み分や地方再生対策費の分が食われていく。県単医療費助成制度の拡充や小3の35人学級など福祉・教育などが軽視されつつある。特徴的なのは、「元気とやま創造枠20億円」で、知事は自分のやりたいことだけを別枠にしている。公共事業のシーリングは、H19年度△10%だったが、H20年度△8%にしている。これは自民県議の大きな圧力によるものである。
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