「暫定税率廃止」等に向け国会前座り込み行動を実施
〜STOP!THE格差社会キャンペーン第2弾「国会前座り込み行動」実施報告〜

 連合は3月27日、「STOP!THE格差社会キャンペーン第2弾」の取り組みの一環として、国会前座り込み行動を実施した。構成組織、地方連合会の代表者をはじめ、全国から480名の参加者が集まった。連合富山から平野副事務局長と高野一晴運輸労連書記長が参加した。
  午前9時、高木連合会長から「大詰めを迎えた予算および関連法案の審議に際し、何としても連合の政策を実現すること、特に、予算関連である、「政管健保の国庫負担削減阻止」「自動車関連諸税の暫定税率の廃止」などの実現にむけて一致団結していくこと」の国会前座り込み行動の開会挨拶が行われた。
  続いて、民主党の直嶋正之・政調会長、社会民主党の菅野哲雄・労働委員長の激励の挨拶、その後、古賀事務局長から、「STOP!THE格差社会キャンペーン第2弾」の政策の柱である「時間外・休日労働の割増率引き上げ」「年金のパートへの適用拡大」などについても全力で実現に取り組むとの決意表明が行われた。
  座り込み行動参加者は、「ガソリンの暫定税率を廃止しろ!」「政管健保の国庫負担削減反対!」「時間外労働の割増率を引き上げろ!」などのシュプレヒコールをあげるとともに、現在ヤマ場をむかえている、参議院財政金融委員会、国土交通委員会、厚生労働委員会の傍聴行動を行った。
  各地方連合会の代表からは、地域における取り組みについて地元の声の紹介を含め熱心な活動報告が行われ、構成組織代表からも格差是正にむけた活動報告が行われた。
村井宗明衆議院銀をはじめ、民主党、社会民主党などから数多くの国会議員が、国会前座り込み行動中に激励に訪れた。
  正午からは、座り込み行動に平行して、参議院議員会館で「連合政策実現院内集会」が開催され、構成組織、地方連合会から280名が参加した。集会では、高木会長の挨拶、連合静岡の天野事務局長、連合北海道の渡辺総合政策局次長の活動報告につづいて、民主党の菅直人・代表代行、社会民主党の福島みずほ・党首、国民新党の亀井久興・幹事長からの連帯挨拶が行われ、古賀事務局長のまとめと団結がんばろうでしめくくった。
午後4時、小島総合局長から、引き続き明日も要求実現に向けて頑張るよう呼びかけ、7時間にわたる国会前座り込み行動の初日を締めくくった。
  2日目の28日、前日に引き続き国会前座り込み行動を実施した。構成組織、地方連合会の代表者をはじめ、全国から510名の参加者が集まった。
  午前9時、2日目の開始にあたり、古賀事務局長から、「福田首相が昨日の夕方に表明した新たな方向といわれるものは、道路計画の期間短縮等には触れているものの、暫定税率については今後の検討課題として先延ばししているに過ぎず、われわれの要求に応えるものではない。引き続き、連合の掲げる政策実現にむけて一致団結していく」旨の決意表明がなされた。
  1日目に引き続き、座り込み行動参加者は、シュプレヒコールを織り交ぜながら、団結して要求実現に向けた訴えを行った。
  また、連合副会長、中央執行委員、構成組織代表者からは、座り込み行動参加者に対する激励と要求実現に向けた決意表明が断続的に行われた。さらに、民主党、社会民主党などから数多くの国会議員が激励に訪れ、委員会審議の状況などを報告するとともに、引き続き国会内で政府・与党と闘っていくとの力強い決意表明がなされた。

 午後4時前、木会長から2日間に及ぶ座り込み行動へ参加へのお礼と、連合の掲げる政策の実現に向けて引き続き野党と連携を取りながら全力で取り組んでいくとの決意が示され、延べ14時間に及ぶ座り込み行動を締めくくった。
  連合富山推薦の村井衆議院議員や森田参議院銀が座り込みをしている最中数度となく激励に駆けつけていただいた。

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