射水市長代理 産業経済部長
いま世界各地で地球温暖化に対する関心がたかまっていますが、今なお二酸化炭素を吸収してくれる森林の伐採が続き地球規模で地球温暖化の前兆ともとれる異変が各国各地で報告されています。 日本においても、1997年12月に京都議定書が確認され当時6%の二酸化炭素削減でしたが現在は当時よりも7.2%も多く排出していてトータル13.2%の排出削減をしなければならない状況となっています。 日本が約束した6%の二酸化炭素削減目標のうち、約3分の2が森林による吸収でまかなわれる予定です。しかし間伐や植林などの森林管理が行われないと、森林の二酸化炭素を吸収する力が弱まってしまいます。 私たち連合富山も、連合が加盟している「美しい森林つくり全国推進会議」の「連合の森づくり」方針に基づき、森林に入って体を動かすこと自体が楽しいすなわち自分自身が楽しんで、結果的に「地球温暖化防止」につながる森林づくりのボランティア活動に参画していくこととしたい。 「地球温暖化防止」というと、もう私たちの手に負えないことだと思いがちですけど、本当は毎日の小さな積み重ねです。電気や水道をこまめに止めたり、エコバッグを持ち歩いたり。それと同じようにたくさんの人が温暖化や森林に関心を持ち、森林がきれいになれば山の保水力が高まり、自ずときれいな水となり、きれいな水で育てた作物は安全でおいしい作物になりまた、きれいな海を育て安心して食されるおいしい海の幸を生み出す。小さなことをコツコツと続ければ、それが集まって大きな力になるのだと思います。 以上のような趣旨をご理解いただき、本年から恒常的な取り組みとなりますが「連合富山・はぐくみの森」を造りみんなで育て上げていくこととしたい。 具体的には、県の森づくりサポートセンター「企業の森づくり」に登録し「連合富山・はぐくみの森」(仮称)として森づくり活動をしていく。