第32次ロシア子供のキャンプ訪日団 来訪


日 時 7月26日(日)〜30日(木)
随行者 安東・平野(全行程)・中松(地鉄)・商船高専学生8名 
通 訳 ドゥーリナ・アンナ
 

連合北陸ブロック(福井・石川・富山)は、ロシア沿海州労働組合協議会と毎年相互に子供キャンプの受入を行っている。
  今年の受入担当は富山県で7月26日に新潟空港に降り立ち、30日までの日程で受入を行った。
  今年は32回目の受入で、ロシア子供のキャンプ訪日団は、ウソワ・マルガリータ団長始め随行者大人3名、10歳から15歳までの子供29人が富山県を訪れた。
  26日は、新潟空港から富山県入りしたため、18:30分過ぎに宿泊所となる「富山県呉羽少年自然の家」に到着し、入所説明を受けたのちにボルファート富山での歓迎会に参加した。歓迎会では、森本会長から「富山県のすばらしいところを充分に楽しんでいって下さい」との挨拶を受け、歓迎会が進められた。
  翌、27日には、富山県庁への表敬訪問を行い、増川商工労働部次長から「キャンプを通じて富山の自然や文化に触れ、こども達との交流を楽しんでほしい」と挨拶があり県から記念品が手渡された。表敬訪問後、氷見市島尾海岸へ移動し、地引き網を引いたり海水浴をしたり楽しんだ、途中から雨もあがり寒い天候ではあったがロシアより海水温や気温も高いそうで元気に海の中に入っていた。

  夕食は「スタミナ太郎」で取ったが、ロシアにはこのような好きのものが自由にとる事が出来る施設が無いとのことで、こども達は非常に喜んで夕食を楽しんだ。
  28日には、県教組のお力を借りて、魚津市東部中学校で柔道・バレーボール・生活部・囲碁将棋オセロ部と4つのクラブと交流を行った。
柔道では、基本の受け身から始まり、背負い投げや一本背負いなど 実際に部員相手に投げる練習をした。バレーボールでは、ビーチボールを使い各コートローテンションして試合方式で楽しんだ。また、生活部では、外部講師を招いて浴衣の着付けを習った、浴衣を着たこども達はとてもきれいだといいながら互いに記念写真を取り合っていた。囲碁将棋部では、将棋はロシアにもあるそうだが日本の将棋とは、全く違っていて、チェスの動きと似ている為、歩が前にひとつしか進めないことやなぜ金になるのかまた相手の駒を取ったときなぜ使えるのかなど非常に不思議がっていた。
  2時間ほどの短い時間であったが交流を深めた。双方とももう少し時間があれば良かったのにと名残惜しんでいた。


  午後からは、新川牧場でバニラアイスクリーム作りに挑戦し出来あがったアイスクリームをおいしく食べていた。
  29日は、称名滝見学に出向いた。バスの駐車場から往復1時間あまりの所にある滝壺まで、行き滝壺の大きさと雄大さを目のあたりにした。
  午後からは、こども達からの要望があった太閤山プールに出向いた。
  夕食は、ボルファートとやまで和食を中心に料理が並べられお別れ会が開催された、参加したこども達一人一人が印象を述べた、中でも称名滝の雄大さと人が親切であることや景色が綺麗であること、また、町の中にゴミがないことなどそして中学生との交流のことなどが印象として語られた。
  団長からは、「プログラムも良く、非常に良いキャンプであった。関係された皆さんに感謝したい」との挨拶があり、最後の夜を楽しんだ。
  30日に新潟空港から離日された。
今回は、統制のとれた訪日団であり当初の私たちの心配が取り越し苦労であった。しかし、生活習慣の違いや言葉の違いなどあるがこの交流を機に参加したこども達が日本とロシアの架け橋になれるよう成長してほしい。
  後日、ロシア沿海州から次のような礼状が届いた。


連合富山御中

  尊敬する皆様!
   沿海州労働組合連合は、この度のこども代表団受入における皆さまの素晴らしい歓迎に感謝申し上げます。子供たちは、皆さまのご配慮とお心配りを頂き、忘れがたき印象を受けてまいりました。特に、多様なプログラムを作成して下さりました方々、同行者の皆様には熱く御礼申し上げます。安藤さん、平野さん、大変お世話になりました。ありがとうございます。
   今後も、このように子供代表団の交流が成功裏に継続されることを願っております。ロシアを訪問する日本からの子供グループにより多くの参加者が得られるよう、今後はもっと早い時期の子供交流に関する事前協議開始をご提案したいと思います。また、日本の生徒たちの都合に合わせ、夏休み期間である8月の交流をご提案いたします。ロシアでの休暇が、子供たちにとって心に残る内容豊かなものとなるよう、最大限努力する所存です。
   ご多幸をお祈りいたします
         

沿海州労働組合連合
議長 V.V. ピンスキィ

 


▲ ページのTOP