全国の組合組織率が年を追うごとに低下を辿る中、連合富山加盟の組合員数もピーク時には9万3千名を超えていたが2010年度には6万人台の前半まで落ち込む等、その減少傾向に一向に歯止めがかかっていない。
連合富山は、2010年度の取り組みの中で「すべての働くもののための活動」を標榜し、組織内の取り組みに埋没することなく、勤労者全体の連携、連帯を活動の柱に据え、労働相談等の活動を通じ仲間づくりの取り組みを展開している。
今回は、その一環として、組織強化拡大推進委員会・組織拡大部会におけるこれまでの協議、確認に基づき、連合本部、情報労連大阪地区協の協力を得て、組織拡大オルガナイザーの育成と現担当者のスキル、ノウハウの向上を目指し、構成組織、加盟組織、地域協議会から26名が参加した。
最初に情報労連大阪地区協議会 組織拡大局の黒瀬栄一部長より「今、なぜ組合づくりなのか」というテーマで実践経験に基づく組織拡大の必要性について受講した。
続いて連合本部の田島恵一中央アドバイザーから「労働法を活用した組合づくり」と「組織拡大オルグの実践」というテーマで具体事例紹介を含むケーススタディーを受けた。
その後、経験者がそれぞれリーダーとなり、5グループに分かれて講義を受講して感想や決意、そして構成組織、連合に望むことをまとめ、グループ単位で意見表明を行った。
田島、黒田の両講師からそれぞれのグループへの補強的なコメントを受け、参加者全員で組織拡大に向けた取り組み強化の意思統一を図った。
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