新年のご挨拶




 新年あけましておめでとうございます。
 ご家族お揃いで、新しい年の始まりをお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今日、国内外の経済環境は、2008年のリーマンショック以来続いた、百年に一度とさえ言われた「世界同時不況」の懸念からようやく抜け出し、企業業績も緩やかながらも回復の基調、兆しを示す数値も伝えられております。
 しかし、一方で雇用・労働環境に目を転じますと、不安定に推移する外国為替相場や国内株価が低迷する中で、国内経済は依然としてデフレ状態にあり、引き続き多くの企業や団体において、賃金をはじめとする労働諸条件の切り下げ、引いては雇用調整の継続をも余儀なくされる等、厳しい状況にあります。
 そのような中で迎える2011春季生活闘争は、減少し続けている労働者の賃金を「復元」していくために公正な配分を積極的に追及していく闘いとなります。
 その闘いの具体的なポイントとして1点目は、構成組織の垣根を超え、業種ごとに組織して2年目を迎える「業種別共闘会議」のさらなる機能・役割強化です。各構成組織の理解とより多くの加盟組織の参加と協力で、連合富山の共闘の価値を一層高めていかなければなりません。
 2点目は、「非正規雇用を取り巻く環境の是正、改善」です。昨年の春季生活闘争で、わたしたちは、すべての働く者のために、正規・非正規の雇用形態に関わらず、同じ考え方で統一的に労働条件の改善をめざす取り組みをスタートさせました。私たちが「すべての働く者のために」という共通の目標を掲げて行動することは、職場で働く非正規雇用労働者へのエールとなり、いわば“縁遠い存在”であった労働組合に対する距離を縮め、一定の信頼を高めることにも繋がったと思います。非正規雇用労働者の処遇改善は、「労働組合」がやらなければなりませんし、「労働組合」にしかできないとの自負もあります。
 本年も連合富山は、すべての働くものが将来にわたって安心して働ける社会の実現に向け、全力を挙げていきます。
 また、明春の統一自治体選挙においては、連合富山が推せんする候補予定者全員の勝利を目指し、全力を挙げ取り組みます。
 皆さんのご理解と倍旧のご支援をよろしくお願い致します。
 最後になりましたが、今年が皆さんにとって、明るく充実した年になることをご祈念し、年頭のごあいさつと致します。


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