ロシアとの相互交流

 八幡連合福井副会長を団長に4名にてロシア沿海州労組との子どもキャンプ視察・打ち合わせに参加し、ロシア沿海州の各行政機関をはじめ各企業・労働組合を公式訪問し、意見交換を行った。
 沿海州労組との子どもの相互交流の打ち合わせについて沿海州側からは「日本からの子どもの参加者数を20名前後集めてほしい」「子どもキャンプの募集の際、前年までの資料を配布して、しっかりとした情報提供を行ってほしい」「ロシアからの子どもは例年通り20〜30名規模で募っているが、東日本大震災による放射能の影響で例年より少なくなる可能性がある」等の意見が出された。連合北陸3県側からは「現在も子どもキャンプの募集中であるがなかなか参加者が集まらない。情報が少ないため積極的な情報提供を行う」「放射能については影響がないので安心して参加してほしい」との意向を伝えた。また、例年は新潟空港着のウラジオストク便での交通手段であったが、現在は運行状況が不明のため成田空港着の場合があり、その際は行程等を検討すると応答した。
 また、子どもキャンプの宿泊施設の視察を行い、しっかりとした管理体制で子どもたちが安心して宿泊できる環境(学習施設・スポーツ施設・医療施設)の説明を受けた。
 さらに、2012年のAPECサミット会場(ルースキー島)の視察、温室栽培コンビナート、商業港、機関車整備工場、農業大学等への訪問では、現場視察を行いながら経営側・労働組合側それぞれとの意見交換を行った。経営側は「労働者の安全第一で企業運営を行っている」との意見が出されたが、労働組合側からは「安全管理についてはしっかりしているが、ロシアでは解雇に関する規制があまり厳しくないため、なかなか労働組合の意見が受け入れられない状況にある」との現状が報告された。
 今回のロシア訪問では、連合北陸3県と沿海州労組の永きに亘る友好を改めて実感した。
 
   <主な訪問日程>
       5月23日(月) APECサミット会場視察、沿海州議会議員との懇談
            24日(火) 沿海州労組本部訪問、温室栽培コンビナート訪問、オケアン全ロシア子供センター施設
         25日(水) ナホトカ市長表敬訪問、ナホトカ商業港且去@
         26日(木) ヴォストーチヌィ港且去@
         27日(金) ウスリースク機関車両整備工場視察、沿海州国立農業大学視察


▲ ページのTOP