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組織強化・拡大で働く者から信頼される労働運動の構築
連合中央は「組合づくり・アクションプラン21」にもとづく組織拡大目標60万+αに取り組むとともに、地域に根ざした顔の見える連合運動の構築、平和・人権、社会連帯の行動の浸透を推進、青年男女の活動強化・退職者連合の活性化を重点課題として取り組みを行う。
連合富山は、組織拡大において、関連企業や未加盟組合を目標とするとともに、高齢者雇用の関係からも再雇用者の組合員化も目指さなければならない。また、雇用形態の多様化が進み非正規労働者が増加していることを踏まえ、派遣・パート等の組織化をめざす。
地域に根ざした活動を強化するため、構成組織、単組、連合富山、各地協が一体となり、NPOや市民団体との連携をはかりつつ、中小地場・零細企業労働者への支援強化、地域レベルの政策・制度実現など、働く者の生活に密着した目に見える労働運動を構築する。
(1)組織拡大の推進及び組織活動の充実・強化
1. 「信頼される労働組合」「社会的影響力のある労働運動」をめざすためにも、組織・拡大に全力投球を行う。
2. 関連企業・未加盟組合を再度絞り込み、組織拡大に取り組む。
3. 再度70,000人の組合員の確保をするために次の項目に取り組む。
1) 60歳以降再雇用者
2) パート等の非正規労働者(有期契約労働者)
3) 連結対象等関連企業の未組織・未加盟
4) 中小・地場企業労働者
などを組織化対策の柱として構成組織・単組・連合富山・地協が一体となって取り組む。
(2)活動を大胆に見直すとともに構成組織との役割分担を明確にして効率化をはかる。
活動の中心を、
1) 組織拡大
2) 中小地場・零細組合に対する支援
3) 政策・制度実現
4) 地域における社会参加活動
5) 政治活動
として取り組む。
(3)地協運動の確立と推進
地協運動の検証と見直しはかり、地協活動の再構築に取り組む。具体的には、本部が基本としているモデル地協(富山地協)の活性化と各地協への波及、ライフサポートセンター(仮称)の実施に向け取り組む。
(4)とやまユニオンの活動の充実・強化
「なんでも労働相談ダイヤル」における相談体制の拡充、迅速な対応をはかり、労使紛争への支援強化や組織化に結びつく取り組みを進める。
(5)人道主義、社会的公正にもとづき「平和」「人権」「暮らしの安全」など国民運動を展開する。
平和運動では6月から9月を平和運動強化期間とし、具体的には「沖縄・広島・長崎・根室」を連合平和行動として取り組む。
また、平和センターの運動で共同開催出来るものについて、積極的検討を行う。
(6)第78回連合中央のメーデー開催日は07/4/28(土)(08/4/26(土))が確認されている。各地協の2007年(第78回)のメーデーについては、連合中央メーデー開催日を基本に開催する。内容についてはメーデーの意義(意味)を継承し、より多くの人が参加できるよう創意工夫し開催していく。
(7)連合富山ボランティア活動推進について、大規模災害等には自主的な救援活動を展開する。ボランティアに関わる情報収集提供や活動の支援を行い、組合員、構成組織、単組のボランティア意識を高め、組合員やOBがさまざまなボランティア活動に参加できる環境づくりをめざす。社会貢献活動として「ボランティア活動ネットワークづくり」「連合愛のカンパ活動」「使用済み切手の回収(年2回 11月、5月)」に取り組む。
(8)青年男女組合員の参加による連合運動の活性化をはかり、次代を担うリーダー育成、仲間同士の交流・ネットワークづくり、社会活動、組合活動への積極的参加がはかれるよう取り組む。また、各地協に青年委員会・女性委員会の設置に向け努力する。
(9)組合員の連帯感の醸成、余暇時間の有効活用、趣味等の発表の場として、文化・
スポーツ行事を開催する。
1. 連合富山囲碁・将棋大会(12月)に開催する。
2. 労福協と連携し、第16回勤労者ビーチボール大会(6月上旬)、勤労者ボーリング大会(9月下旬)
を開催する。
3. より多くの組合員が参加できる第14回ゆとりゴルフコンペ(8月上・中旬)を開催する。
(10)機関紙「連合とやま」や「壁新聞」・ホームページ等が組合員にわかりやすく身近な情報源となるよう、記事に工夫を凝らし、情報提供に努める。
(11)連合運動における組合員OBとの連携を強め、高退連活動の強化、組織拡大のための支援を行う。
団塊の世代を迎えることも踏まえ、「生涯組合員構想」として、地域での現役組合員・退職者・離職者などによる数のメリットを生かした「生涯支援」、生活上のきめ細かなサポート体制をめざし、社会貢献活動、福祉・共済事業、各種相談活動などをミックスしたライフサポートセンター(仮称)へ参加出来るよう取り組む。
(12) これからの連合富山及び地協の中長期ビジョンについて、組織強化活性化委員会の中に「連合富山活動デザインプロジェクト(仮称)」を設置し検討を行う。このプロジェクトは第21回定期大会を目処にまとめを行う。
(13)第22回定期大会(2009.10)で連合富山結成20周年記念を迎えるに当たり、20周年記念プロジェクトを新設する。構成については、三役構成組織から5〜6名を選考し検討を行う。
(14)連合富山の財政は、組織人員の減少に歯止めがかかったが、連合本部交付金の削減によりより厳しい財政運営を迫られており、財政基盤の確立と健全運営をはかる。
また、暫定的に実施してきた地協交付金の交付についても、再検討を行う。 |