あなたの声を力に変えよう!
いま、働く人の3人に1人は、パートタイム、派遣、有期契約などの、いわゆる「非正規雇用」で働いています。バブル崩壊後の長期不況のなかで、人件費圧縮のために正規雇用から非正規雇用への置き換えが進んだ結果、非正規雇用で働く人の多くが、正規雇用を望みながらも低い賃金・労働条件で働かざるを得ない状況に置かれており、「パートだから」「派遣だから」というだけで不当な扱いを受ける例も後を絶ちません。
誰もが安心して働き、暮らすことが出来なければ、経済や社会の安定にはつながりません。そのためにも、どのような雇用形態であっても、あたりまえに生活して行けるだけの賃金・労働条件、そして社会保障のしくみが必要です。非正規雇用で働く人々の待遇改善は待ったなしの課題です。
2007年10月、私たち連合は、正規雇用の組合員のためだけの運動にとどまらず、非正規雇用で働く人々の労働条件底上げや諸制度の見直しにむけた取り組みを進めていくために、「非正規労働センター」を立ち上げました。
労働組合の取り組みと働くみなさんの声をむすび、より大きな声にしていくことが、問題解決のために必要です。このWebサイトはその一翼を担うものです。
みなさん、誰もが安心して働き、暮らせる社会にするため、私たちと一緒に声をあげましょう。
連合「非正規労働センター」について
連合は、2007年10月、非正規雇用で働くみなさんの賃金・労働条件の改善やネットワークづくりなどに取り組む「非正規労働センター」を設置しました。
連合が決定した2009年10月までの「運動方針」では、今後2年間の運動の力点として、非正規雇用や中小零細企業の労働者への支援・連携の強化、組織化の推進に最優先で取り組むこととしています。この方針に基づいて設置したのが、このセンターです。
センターでは、非正規労働者の労働条件・労働実態を把握した上で、問題点を明らかにし、労働条件底上げキャンペーンや、インターネットを活用した情報発信などに取り組んでいきます。
・パート労働者の労働条件底上げ・均等待遇実現
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「パート共闘連絡会議」…連合に加盟している産業別組織のなかで、職場にパート労働者が多い産業を中心に構成し、パート労働者にかかわる処遇改善に取り組んでいる(2008年は23組織)。
「パート共闘会議」…「パート共闘連絡会議」に参加する組織のうち、連合の「春季生活闘争」の取り組みにおいて、パート労働者の労働条件や職場におけるさまざまな処遇の改善について一定期間内に要求・妥結状況を集約できる組織で構成(2008年は14組織)。
・社会的アピール
・非正規雇用労働者が直面する課題の実態把握
・インターネットを通じた情報発信
・労働相談への対応、課題整理と政策反映
・広範なネットワーク作り