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連合富山第34回定期大会を開催し、組合員の命を守り・職場を守る運動の強化・推進をはかる!
連合富山は10月21日(水)にボルファートとやまにて第34回定期大会を開催した。今大会では、新型コロナウイルス感染防止の観点から、代議員数を絞り、ソーシャルディスタンスの確保、Zoomでの傍聴や会場分散など、様々な感染症対策を行い開催した。議事では、この1年間の総括と次年度に向けた補強方針、予算、新役員体制について確認し、すべての議案を満場一致で承認した。
冒頭、主催者を代表して辻会長が、コロナ禍において「多様性を認め合いながら『新しい生活様式』の中で、取り組みを強化していきたい」とした後、2021年度補強方針に関連し、強化をはかりたい5点の課題について所見を述べた。初めに、【コロナ禍における、補強方針】について「『組合員の命を守り』『職場を守る』運動の推進であり、『雇用対策・経済対策・生活支援対策』を『7つの運動領域』の中で、進めていきたい。また、withコロナ時代の連合富山の運動強化に向けて、補強方針の中で確認していきたい」と理解を求めた。次に、【組織拡大・強化に向けた取組み】について「7万連合富山実現に向け、いま一度、多くの課題をしっかり整理をして、目標達成年度を改めて2023年度に再設定して取り組みを進めていく」と決意を新たにした。3つ目は、【2020年春季生活闘争の結果】について「多くの組合で『賃金改善回答』を引出した結果、概ね、ここ数年の賃上げの流れを継続する事が出来た。引き続き、来年度の春季生活闘争については、コロナ禍における厳しい環境になるが、一層、業種別共闘会議の強化をしながら、「底上げ」「底支え」「格差是正」となる回答を引き出すよう、連合富山の総力を結集して取組んでまいりたい」と訴えた。4つ目は、【政治との関わりや政策制度の取り組み】について「迫り来る衆議院総選挙と2年後の参議院選挙に向けて、連合本部と支持政党が一枚岩になって野党結集体制を作り上げていくよう、引き続き、皆さんからのご支援を宜しくお願いしたい」とした。5つ目、【労働者自主福祉運動】について「労働運動と労働者自主福祉事業は、車の両輪であり、県内の労働運動を基盤に労働組合と共に成長してきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大に翻弄され、現在も感染前の状態には程遠い状況になっている。労働組合の砦を守り抜くため、今まで以上の御支援をお願いしたい」と協力を求めた。最後に「今後も、すべての働く者の安定と安心に向けて『暮らしの底上げ』『働くことを軸とする安心社会の実現』を、全員参加による連合運動の中で取り組んでいく」と挨拶した。
議案審議前に、来年4月に施行予定である富山市議会議員選挙の推薦候補者の方々から決意表明をいただいた。
議案審議では、【第1号議案 構成組織・加盟組織の確認について】を長副事務局長が提案し、承認された。続いて【第2号議案 2021年度 補強方針(案)について】と【第3号議案 2021年度予算(案)について】を浜守事務局長が一括提案し、満場一致で承認された。補強方針(案)では、新たな視点での補強として「組合員の命を守り、職場を守る運動の推進」を追記した。次に【第4号議案 連合富山 規約の一部改定について】を長副事務局長が提案し、満場一致で承認された。【第5号議案 2021年度役員の補充について】では退任される役員に代わり、4名が新たな役員に就任した。退任された役員3名の内、連合規約に基づき、連続2期4年以上にわたり連合富山の運動に尽力いただいた神田副会長と中松副会長を表彰し、辻会長より表彰状が贈られた。その後、出席された退任役員より挨拶を受けた。
引き続き藤井副事務局長から大会宣言(案)を提案し、採択された。
最後に、栗原副会長の閉会の挨拶の後、全体の拍手にて定期大会を終了した。