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富山県経営者協会へ「2021春季生活闘争に係る要請書」を手交

2021/03/05

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 連合富山は3月5日(金)に電気ビルにて、富山県経営者協会へ申し入れ・労使懇談会を行った。

 冒頭、連合富山を代表して辻会長から富山県経営者協会の金岡会長に対し「2021春季生活闘争に係る要請書」を手交した後、辻会長から「連合富山は、2014年度から7年間、月例賃金引上げの流れを継続しており、更には、5年連続で中小組織の頑張りにより、『底上げ』という結果に繋げてきた。しかし、2021春季生活闘争は、例年と異なり、コロナ禍における取り組みと位置づけ、加盟組織においては、先ずは企業内で『雇用の維持確保』に向けた協議と協力体制を構築していくことを確認している。更に、今年は、全ての労働者の立場にたった「働き方改革」推進についても、取り組みを進めていく。労働生産性を高めながら、長時間労働を是正するには職場を熟知している、労使でなければ実践することはできない。労使の信頼関係の元で、十分に話し合うことが大切であると考えている。直面する困難や課題は多いが、産業・企業の生き残りと健全な成長に向けて、今ほど手交した申し入れの主旨に沿って会員企業の方々への指導をお願いする。」と挨拶した。

 これを受け、金岡会長から「労使の問題意識は共通点が多いと考えている。労使でしっかりタッグを組んで取り組んでいきたいと考えている。大きな問題に対して、労働側と経営者側が共に手を携えていくことが共通の認識である。現時点では、連合も経団連もそれぞれ重要な取り組みを進めているが、社会に対する訴えかける力が弱いと感じている。連合と経団連が一体となって、マスコミを活用して、全国民に対して提言するようなこともしていくべきであると考える。労使が団結して課題解決に向かっていかなければならない。今後も協議しながら、富山県の経済を共に牽引していきたい。」と挨拶を受けた。

 引き続き、懇談会にうつり、浜守事務局長から要請書の詳細について説明を行い、その後の自由討議では、経営者協会の出席者から、要請に対する意見として「労働生産性向上」「従業員のエンゲージメントを高めるには」「企業活動における公正」「ポストコロナの時代」について述べられ、最後にまとめとして辻会長から「働き方の見直しを進め、生産性を高めていかなければ、賃金上昇には結びつかないと考える。コロナ禍をきっかけとして、様々な工夫が必要となっており、現場の組合員の声を経営側に届けることで、改善に結びつけていく」との挨拶を受け、懇談を終えた。

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