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未来をつくる。みんなでつくる。「未来づくり春闘」に向け、2022春季生活闘争スタート!
2022春季生活闘争・闘争開始宣言集会を開催し、今次闘争が本格的にスタートした。新型コロナウイルス感染症の急激な拡大状況を考慮し、完全オンライン形式で開催し、130名が参加した。。
主催者を代表し、連合富山・浜守会長から「本日、連合富山の春季生活闘争がスタートする。2022闘争基本的な考え方としては、『経済の自律的成長』『社会の持続性』を実現するためには『人への投資』が不可決であることから、自らの企業の状況や雇用・労働のあり方について、まずは現状を認識し、その上で、5年後10年後の未来の姿を描き、そこに到達する道筋を労使で考えていくことで未来はつくられる、との思いから『未来づくり春闘』を掲げ取り組みを進めて行くこととしている。昨年来、企業業績は回復の兆しが見られるものの、雇用調整助成金の特例措置を活用しながら、雇用の維持と確保を最優先に取り組んでいる企業がある中で、労使交渉を通して、賃上げの必要性について企業経営者に理解していただき、賃金引き上げの必要性を労使で共有化し、分配構造の転換や格差是正に取り組んでいくことが重要な課題となる。連合富山は、未組織労働者を含めた、県内すべての常用雇用者の底上げを実現するよう、経営者協会や経済団体、商工会議所への要請行動を進めていき、集団的労使関係の無い人達へ、これまで築いてきた賃上げの効果を波及させていく。この闘争を通じて、すべての働く者の『底上げ、格差是正』を実現し、安心して働くことができる環境を作るよう、引き続き、各構成組織・各地域協議会の皆さんと連携し、『2022春季生活闘争の勝利』をめざして闘い抜く」と挨拶があった。
続いて、長事務局長からは「2022春季生活闘争方針」の要旨説明、中野副事務局長からは「連合富山の取り組み」について提案があり、①業種別共闘連絡会議の取り組み、②回答引き出しと決着に向けた交渉配置、③社会的キャンペーン「連合アクション」と連動した取り組み、などについて確認をおこなった。
その後、5つの業種別共闘連絡会議の代表者による決意表明、労働政策委員会の宮崎委員長による闘争開始宣言の提案・採択を行い、最後に「今年もコロナ禍によって厳しい環境の中での春季生活闘争となるが連合富山全体での取り組みが必要となる。厳しい事業環境にある業種においては、雇用を確保した上で、コロナ禍が終息した後、会社側と、どのような企業にしていくかなど将来についても話し合っていただきたい。また、公正取引は、我々労働者の賃金引き上げの原資となるので、それぞれの交渉の中で、適正分配に向けた交渉をお願いしたい。連合富山は、すべての労働者の立場に立った働き方の実現に向け、力強く取り組みを進めていくので、理解と協力をお願いする」との閉会挨拶を受け、参加者全員の拍手を以って、連合富山2022春季生活闘争勝利に向け、全体で闘い抜くことを確認し、闘争開始宣言集会を終了した。
<決意表明者>
◇金属共闘連絡会議 JAM北陸・執行委員 津田 幸二 氏
◇化学・繊維・食品等製造共闘連絡会議 JEC連合/金剛化学労組・執行委員長 森田 義人 氏
◇流通・サービス・金融共闘連絡会議 全国農団労/富山県農協労・書記長 能澤 隆之 氏
◇交通・運輸共闘連絡会議 私鉄総連/富山地鉄労組・書記長 久保田 誠 氏
◇インフラ・公益共闘連絡会議 電力総連/北陸電力労組・富山県支部副委員長 岩杉 達矢 氏