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一人ひとりが尊重される多様性を認め合う社会をめざしみんなが輝く未来をつくろう~第93回富山県中央メーデー~開催
第93回メーデーが4月29日(金)に富山会場(県中央メーデー・富岩運河環水公園親水広場)を含む、高岡会場、新川会場、砺波会場の各会場で同時開催され、参加者は4つの会場で計約1,850名となった。昨年同様、感染防止対策も徹底し、式典の時間短縮に努め、参加人数も絞り、集会型で開催することができた。富山会場には来賓として富山県の新田知事、富山市の藤井市長、連合富山が推薦する各級議員、労働福祉事業団体の各代表にご臨席賜った。富山会場の様子は、YouTubeでのライブ配信をおこなった。
冒頭、実行委員会を代表して、石田実行委員長(連合富山・富山地域協議会議長)が「コロナ禍により雇用や生活の不安定化が進み、ロシアのウクライナ侵攻の影響が『物価上昇』を助長するなど、先行の不安を増大させている。『いのち』と『雇用』と『暮らし』を守るため、『働くことを軸とする安心社会』の実現に向けて地域に根ざした活動に励んでいく。また、富山県中央メーデーが組合員・家族が集う本来の形での開催ができる日が早く来ることを願っている」とし、最後に「みんなが輝く未来づくり」に向け、ともに頑張っていこうと挨拶した。
主催者を代表して連合富山の浜守会長が「ロシアのウクライナ侵攻について、連合富山として国際法に反する行為を厳しく非難し、『平和』理念について行動していくことを皆さんと共有したい。今年のメーデーは労働者という枠にとらわれず、広く日本国民が『団結』と『連帯』の力を再確認する場にしたい強い思いを込めて開催している。ぜひ、皆さんの協力をお願いしたい。
次に、2022春季生活闘争について、9年連続で賃上げの流れを確保できる見通しであり、中小労組の頑張りにより『底上げ』という結果に繋がっている。『経済の自律的成長』『社会の持続性』を実現するためには『人への投資』が不可欠であり、『人材力』『現場力』を高めるためにも『賃金引き上げ』は、産業・企業の生き残りと健全な成長へと切り拓く、唯一の道であると確信している。引き続き、すべての働く者の賃金引き上げに努力し、富山県全体の『水準の底上げ』実現に向けて取り組んでいきたい。
また、ジェンダー平等・多様性の推進も大きな課題と考えており、多様性が尊重される社会の実現に向けて、格差の是正、あらゆるハラスメント対策や差別禁止に取り組む必要があると同時に、『真の女性活躍』『高齢者の活躍推進』など『多くの働く者』が活躍できる職場環境を整備することが重要である。
そして、6月に執行予定の第26回参議院議員選挙では、富山選挙区において、立憲民主党の 『山としひろ』氏の推薦を確認し、連合本部でも推薦の決定がなされた。連合富山が一丸となって戦う体制を整えたい。
最後に、連合富山は、広く社会に『共感』を呼ぶ、持続可能な運動をめざし、これからも邁進していきたい。皆さんからの一層のご支援とご協力をお願いしたい」と挨拶した。
その後、来賓からの祝辞と祝電・メッセージを賜った後、第26回参議院議員選挙において連合本部推薦が決定した「山としひろ」氏から力強い決意表明を受けた。
続いて、プラカードコンテスト発表、みんなのメーデー大抽選会、メーデースローガンを確認、メーデー宣言(案)が提案・採択された。プラカードコンテストではJEC連合・金剛化学労組が最優秀賞を獲得、抽選会では、JEC連合・富山化学労組の本田さんがメーデー賞を獲得した。
最後に、富山県労働者福祉事業協会の吉澤正博副理事長による万歳三唱にて式典は終了した。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点でデモ行進は中止とした。