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労働組合における女性参画を考える~ジェンダー平等セミナーおよび街宣行動を展開~
2022年度の第4回「組合役員教育プログラム」は、立教大学経済学部 首藤若菜教授を講師として、「ジェンダー平等セミナー」を開催した。
冒頭、連合富山を代表して長事務局長が「昨日、6月10日の連合富山地方委員会で「連合富山ジェンダー平等推進計画(骨子案)」を確認いただいた。本セミナーで学びを深め、さらに計画の肉付けを行っていきたい。また、6月8日にILO105号条約の批准が国会で承認された。中核8条約の中で、残る110号(雇用および職業についての差別待遇に関する条約)が未批准である。性別やジェンダーが要因での格差・差別がなくなるよう、労働組合としても政治・行政に働きかけていかなければならない」と挨拶をした。その後の「労働組合における女性参画」と題して、①そもそもジェンダー平等とは何か②労働組合における女性参画③なぜ、女性参画は進まないのか④今、労働組合に求められていることは何かのテーマに沿って講演を受けた。質疑応答では「性的マイノリティ当事者はカミングアウトしていない場合が多いが、声を拾うにはどうするべきか」「現在、三役に女性を選出しているが、今後も女性役員を継続させるにはどのように対応すればよいか」「女性組合員を執行委員に登用した場合の好事例が知りたい」等、多くの質問意見が出された。
午後には、6月の連合男女平等月間の取り組みとして、ジェンダー平等・多様性推進委員会、女性委員会が富山駅前で街頭行動を行った。初めに女性委員会・和田委員長が連合富山男女平等月間について説明を行ったあと、埜田悦子高岡市議会議員が、日本国内と富山県内の男女平等に関する現状や施策について演説をした。続いて、参加者が「コロナ禍における女性の支援」「ジェンダー平等」「多様性の尊重」「男女間賃金格差」「育児と仕事の両立支援に」の5つのテーマについてマイクリレーを行い、道行く人に性別やジェンダーによる格差や差別の根絶、また、多様性を認め全ての人が共に協力していくことの必要性を訴えた。