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連合富山平和月間で「平和セミナー」を開催
連合富山は8月を平和月間とし、3日(水)に「平和セミナー」を開催した。開会にあたり、連合富山を代表して長事務局長が「終戦を迎えて77年になる。昭和20年8月1日から2日未明にかけて、この富山でも大空襲により多くの方が犠牲になった。ここにお集まりの皆さんは、戦争の実体験はないと思うが、本日第一部で講演いただく川原さんのお話を聞き、その思いを周囲に伝えていただきたい。また、第二部では連合本部の平和活動について講演いただく。連合がめざす『働くことを軸とする安心社会の実現』の大前提は、世界が平和で無ければならないことを本日のセミナーを機に今一度認識し、運動を展開していきたい」と挨拶をした後、二部構成でセミナーを行った。第一部は富山大空襲を語り継ぐ会の川原佐知子幹事より「富山大空襲語り部を語り継ぐ」という題目で、富山大空襲の語り部はどんどん少なくなっていく中、語り継ぐ会に入会した動機や反戦平和への想い、今の平和を継承していく決意」等の内容で講演を受けた。
第二部は連合本部 内藤靖博総合運動推進局長より連合が掲げる7つの絆をはじめ、ロシアのウクライナ軍事侵攻による北方領土問題への影響や核兵器廃絶の取り組みなどWeb講演を受けた。最後に、栗原国際・連帯委員長が「私たちはしっかりと後世の方々に戦争の悲惨さを伝えていくと同時に、平和であることの喜びを胸に秘めて反戦を訴えていかなければならない」と挨拶をしてセミナーを閉会した。
また、8月1日~6日にボルファートとやま1Fロビーにて、戦中・戦後の国民の生活を資料から学び、平和の尊さについて考えることを目的に資料展示「平和展」を開催した。千人針、婦人会たすき、軍隊手帳、黒塗り教科書、防空頭巾、紙製洗面器などの「本物の資料」、出征兵士の見送り、終戦の日の新聞、廃墟からの出発などの「グラフィックパネル」、体験した方々が語る映像DVD「オーラルヒストリー」を6日間展示した。